ステップ
こんにちは。
ジュニアクラス男子コーチの宮丿腰です。
今回はスコアーするためのステップの続きで少し高度な種類について書きたいと思います。
空間のズレ(ギャップ)を生み出すために用いるステップ
ユーロステップ+レイアップ
ヨーロッパの選手が得意とするステップです。昔のNBAではスパーズのマヌ・ジノビリ、今のNBAであればロケッツのジェームズ・ハーデンが得意とするステップです。通常のレイアップの時に用いるステップと異なり、2歩目を1歩目の足と逆側に大きく切り返すステップを踏むことで、ヘルプに来たディフェンスを華麗にかわす難易度の高い技術です。
「タイミングをずらす為に用いられるステップ」でもありますが、切り返す動作を含み、距離のズレも生み出すことが出来ます。
主にペイントエリア内でヘルプディフェンスをかわすために有効です。
ステップの幅が狭いと効果がありませんので、スピードをコントロールし2歩目のステップを大きく踏み込む事がポイントです。
ギャロップステップ+レイアップ
ドリブルを強く突くと同時に、そのドリブルを突いた側の脚で1歩目を踏み切り、両足で着地するステップです。より遠くに強くステップを踏めるメリットがあります。
ヘルプディフェンスと自分のマークマンとの間に出来るスペースに割って入りたい時に有効です。
ドリブルと踏切の脚のタイミングがずれてしまうと上手く力が伝わらず、すてが不安定になってしまいます。また、1歩目で踏み切りる際には、身体を内側に捻るようにしながら、ボールをお腹に抱え込むようにして、ディフェンスからボールを守るようにします。
ステップイン~レイアップ・ジャンプシュート
ボールを持った状態から、ゴール方向に踏み出し、そのままシュートに持ち込むステップです。
主にペイントエリア内でディフェンスを振り切る為に用います。ポンプフェイクの後に組み合わせる事が多いです。
軸足が離れてしまわない様に意識し、ディフェンスをよく見て、左右どちらの足でステップを踏むべきか判断する事が大切です。
ステップバック~ジャンプシュート
ドライブからドリブルを止めるときにバックステップをして打つジャンプシュートディフェンスに近い脚で踏切り、斜め後方にスライドするように下がるステップのことです。このステップによってディフェンスとの間合いを広く取ることができます。オフェンスが自らのドリブルによってフリーでジャンプシュートを狙える状況を創り出せる為、とても有効なステップです。
ディフェンスにタイトに守もられ、前方にスペースがない時に有効です。
ディフェンスの状況をよく見て、ステップバックをした際に、間合いを詰めてくるようなら、カウンタードライブ、もしくはステップインを狙います。間合いを詰めてこなければシュートなど、予めシチュエーションを予測する事が大切です。
色々なステップを身に付けて、スコアーアップを目指しましょう。