ドリブルハンドリング

いまにも雪が降りそうな気温になってきました。
コタツからなかなか出られません。

こんにちは。

本間遼太郎です。

今回は前回のドリブルハンドリングの話を少し細かく話していきます。

ドリブルで大切なことに、「顔をあげる」ということを前回のブログでも書きました。
いままでも練習でコーチや先生から「顔を上げろ」と言われた経験が必ずあると思います。
100人コーチがいたら100人とも顔を上げてドリブルをすることを教えてくれると思います。

顔を上げてドリブル、みなさんはできていますか?
この質問の場合は、おそらくほとんどの選手が「顔を上げて」ドリブルができていると思います。
練習を見ていてもBBクラスはほとんどできています。

ですが周りを見ながら状況判断をしながらドリブルがつけているかという質問に変わると、ほぼ全員できていません。
顔を上げてドリブルができているんだからそれでいいんじゃないの?と思っている人もいると思います。
ではなぜそれで状況判断ができていないのか?
それは顔は上がっていても「見ていない」からです。
顔を上げてドリブルをしている。しかしみなさんは顔は上がっていても、「目線」が下がっています。ということは実際にはこれは「下を見ている」ということになります。
それでは目の前の自分のディフェンスはギリギリ見えていても、その後ろにいる味方や、ゴールも全く見えていないということです。それでは状況判断ができませんよね。
なので「顔を上げる」というのは顔を上げればいいのではなくて「目線を上げて周りの状況を確認する」ということになります。
「奥を見る」という表現もとても良いと思います。目の前ではなく、その奥の味方、相手ディフェンス、ゴールを見ながらプレーをする習慣をつけていくことが上達に繋がると僕は思います。

練習中、ドライブに行った選手に1人、もしくは2人ヘルプディフェンスが寄っていて1対2、1対3の状況で強引にシュートに行ってしまった場合僕は「いま自分の周りに何人ディフェンスがいたかわかる?」とわざと質問をすることがあります。
ヘルプディフェンスが来ていたのをわかっていて、それでも自分がシュートに行くと決めて行ったのならディフェンスが見えているので、あとはシュートに強引に行った方が良いのか、パスをノーマークの味方に出した方がいいのか、という技術の話になってきます。
ですがこの質問をするとほとんどの選手が「1人」と答えるか「わかりません」と答えます。
全く周りが見えていませんよね。
この瞬間のために「顔を上げて」「奥を見て」「周りの状況を見る」といった言葉が出てきたと言っても過言ではありません。
それくらい「顔をあげる」「目線を上げる」「奥を見る」ということは大切なんだということを理解して、練習をしていってほしいと思います。
とても難しいと思います。
ですがその意識を持って練習すれば、自分のバスケットボールの技術は劇的に上達します。
絶対に上達します。

とても長くなってしまいました。
まだまだ書きたいことがあるので、次のブログも今日の続きから始めたいと思います。

それでは今日はここまで。

ありがとうございました。