大学生活
こんにちは。
段々と寒くなってきましたね。
本間遼太郎です。
今回は前回の続き、大学生活のことを書いていきたいと思います。
福岡第一高校を卒業して、日本体育大学に進学しました。日本体育大学は関東大学リーグ2部のチームですが過去の優勝回数が1位という大学でした。部員も100名近くいて試合に出るAチームの他にB、C、Dチームまであり、みんなで切磋琢磨しながら練習をしています。僕は入学当時からAチームに入れてもらっていましたが試合にはなかなか出ることができませんでした。その理由の1つに【フィジカル】、つまり身体の強さが足りなかったことがあります。僕はトレーニングが嫌いで中学、高校とトレーニングを全くせずに大学に入学しました。その結果オフェンスでは相手のディフェンスのパワーに負けてうまく攻めることができず、ディフェンスでも相手に中まで押し込まれて決められてしまうことが多々ありました。そこからトレーニングを始め、2年生になる頃にはなんとか接触プレーではついていけるようになりました。しかし、中学、高校でしっかりとトレーニングしておけばもっと早く慣れることができ、他のことにも集中できたかと思うと、トレーニングの重要性を感じました。
なのでみなさんもまずは腕立てや腹筋など簡単にできるトレーニングから少しずつでいいので始めてみてほしいと思います。いまは高校生もしっかりとトレーニングするのが当たり前になってきています。高校に入って身体の強さでつまづかないためにも今から始めましょう。
大学では1部、2部のリーグ戦が終わると、1部の下位チームと2部の上位チームで入替戦が行われます。2年生の時に日本体育大学は入替戦で勝利し、1部に上がりました。
翌年、1部リーグで戦うことになりましたが、ここで1部と2部の違いを見せつけられました。まずここでも身体の強さの差がありました。1部のチームは更に身体が強く、スピードの速い選手がたくさんいました。そして何より感じたのは【シュート力】の差です。ノーマークのシュートはもちろん、ゴール下でも粘り強くどんなシュートでも決めてきます。練習量では僕たちの大学も負けていないはずでしたが、やはり質と意識の差が出たのだと思います。試合中に1本のシュートを決めるのにどれだけシュート練習をしてきたか、相手のシュートを見ればわかるくらいに正確なシュートを打っていました。ただシュートを打つだけではなく、打ったシュートを全て決める、そんな意識で練習していたのだと思います。印象に残っているのが青山学院大学と練習試合をしたとき、現秋田ノーザンハピネッツの野本健吾選手がシューティングをしていました。試合前でしたが、自分が試合で打つだろうシュートを汗だくになりながら行っていました。そしてそのシューティングのシュートが1本も落としてないのでは?と思うほど正確なものでした。練習試合の結果は10点差で負けました、そして野本選手1人に50点取られました。上のレベルの選手はこのレベルでバスケットボールをしているのか、と思ったことを覚えています。
1試合に50点取ることは誰にでもできることではないですが、練習から1本1本のシュートを大切に心を込めて打つことは誰にでもできます。レイアップシュートやゴール下でも同じことです。外そうと思って打つ選手はいないですが、絶対に決めてやる!という気持ちでシュートを打ったか、という細かいところが大切になってくると思います。結果ももちろん大事ですが、そこにたどり着く過程を大切に。1日1日の限られた時間の中でどれだけ集中して練習を行えるか、その先に自分たちが求めた結果がついてくると僕は思います。
長くなってしまいましたが、まだまだ伝えたいことはたくさんあります。最近みなさんと少しずつ打ち解けてこれたのかなと思っているので、気軽な気持ちでぜひ聞いてきてください。
試合に向けて、一緒に頑張っていきましょう!