【「スタート」】
BBの金子です。
暑かったり寒かったりよく分からない気温が続いている2月でした。
2月というこの時期に「スタート」という言葉は、暦の上では少し早いように感じられるかもしれません。しかし、私の中では今こそが、次なるステージへ向けて「スタートのためのスタート」を切るべき極めて重要な時期だと考えています。
力のない選手にとって事前の準備が死活問題であることは言うまでもありませんが、プロやトップのレベルに行けば行くほど、最終的な差を生むのは「どれだけ質の高い準備を積み重ねてきたか」という一点に集約されます。これはバスケットボールの技術習得に限らず、人生におけるあらゆる挑戦において共通する真理です 。
3年生の皆さんは、受験という大きな本番を通り抜け、進路が現段階で決定している者、あるいは今まさに結果を待っている者がいるでしょう。しかし、今日までやれるべきことはすべてやり遂げているはずです。あとは、4月に決まった道へと力強く踏み出すための助走を始めるだけです。
在校生にとっては、4月から1学年上がることへの「責任感」を養う時期です。歳を重ね、学年が上がるということは、それだけチームや周囲に対する責任も増えるということを自覚しなければなりません。今のチームを見渡すと、まだ何をすべきか戸惑っている選手も多く、リーダーシップを発揮できる存在もこれからの段階ですが、それはこの時期として当たり前の姿でもあります。だからこそ、自分のことだけでなくチーム全体のことを考えられる「人間力」を少しずつ高めていくことが不可欠なのです。
私が指導の根幹に置いているのは、「基礎なきところに成功なし」という言葉です。レオヴィスタでは、単純なパスやドリブルであっても、その質を「レベル10」まで徹底的に突き詰めることを選手に求めています 。この地味で、時にきつい基礎の反復こそが、逆境にも負けない強い人間力を作り、将来の大きな成功を支える盤石な土台となります。
それは我々スタッフにとっても同じです。毎年同じサイクルで動いているように見えて、実は選手一人ひとりの顔ぶれや特性、チームの状況に合わせて、指導内容や方針のアップデートを毎年欠かさず行っています 。指導者もまた一つの「商品」であり、常に世界基準の知見を学び、進化し続けなければ、選手たちに最高の環境を提供することはできないと考えているからです 。
この2月、3月は、選手にとっても我々にとっても、次なる飛躍を決定づける大切な準備期間であり、一年で最も大忙しの時期です。すべては「あなたの人生にバスケットを」というビジョンのもと、関わるすべての人に夢と希望を与えられるチームであり続けるために行動していかなくてはいけませんね。
さあ、共に岩を叩き続けましょう(Pound the Rock)。