【ステップキャンプで学んだ「考動」】
爽やかな風が吹き抜け、新緑が鮮やかに映る5月。新年度がスタートしてから早くも2ヶ月が経ちました。新しい学年や環境にも少しずつ慣れ始め、選手たち一人ひとりの表情からも成長の様子が感じられるようになってきました。
そんな5月、BBクラス全選手が参加するステップキャンプを山梨県で実施しました。学年の垣根を越え、全選手が同じ環境で生活し、練習し、多くの学びを得ることができた2日間となりました。
今回の女子のキャンプのテーマは「考動(こうどう)」です。
考動とは、「考えて動く」こと。指示を待つのではなく、自ら考え、判断し、行動する力を身につけることを目的として取り組みました。
バスケットボールは、常に状況が変化するスポーツです。試合中に正解を教えてくれる人はいません。だからこそ、自分で考え、仲間とコミュニケーションを取りながら最善の選択をする力が求められます。
練習では技術の向上だけでなく、なぜそのプレーを選択するのか、チームのために今何をするべきなのかを考える機会を多く設けました。選手たちは仲間と意見を交わしながら、それぞれが主体的に課題へ向き合う姿勢を見せてくれました。
また、このキャンプではコートの中だけでなく、コートの外での自主自立も大切なテーマでした。
宿泊生活では、時間管理や整理整頓、身の回りのことを自分で行うことなど、一つひとつの行動に責任が求められます。誰かに言われてから動くのではなく、自分で気づき、自分で行動する。その積み重ねが自主自立につながります。
さらに、食事の重要性についても学ぶ機会となりました。バスケットボールの技術向上や強い身体づくりは、日々の練習だけで成り立つものではありません。身体をつくるのは毎日の食事です。成長期である今だからこそ、何を食べるのか、どれだけ食べるのかを意識することが大切です。食べることもトレーニングの一つであり、競技力向上につながる大切な要素であることを改めて確認する機会となりました。
全学年が一緒に活動したことで、それぞれの学年の立場や役割について考える機会にもなりました。
一年生は、これから始まる3年間の土台作りの時期です。技術だけでなく、生活習慣やチームの一員としての在り方を学びながら、将来大きく成長するための基礎を築いていかなければなりません。
二年生は、一年生から追われ、三年生を追いかける立場です。チームの中心へ向かう大切な時期だからこそ、自ら行動し、学年を越えた競争の中で成長していくことが求められます。
そして三年生にとっては最後の一年です。これまで積み上げてきた努力を結果につなげる集大成の年であり、後輩たちへチームの基準を示していく重要な役割も担っています。日々の行動や取り組む姿勢がチームの未来をつくることを忘れず、悔いのない一年を過ごしてほしいと思います。
学年ごとに課題や目標は異なります。しかし共通しているのは、「考動」を続けることです。
自ら考え、自ら動く。
その積み重ねが、バスケットボール選手としての成長だけでなく、一人の人間としての成長にもつながります。
今回のステップキャンプで見つかった成果も課題も、すべてはこれからの成長のための財産です。この経験を一過性のものにするのではなく、日々の練習、学校生活、家庭での生活へとつなげていってほしいと思います。
6月からは公式戦や遠征、強化活動が本格化していきます。チームとしても選手一人ひとりとしても、さらなる成長が求められる時期になります。
「考動」を合言葉に、自ら課題を見つけ、自ら成長する。
ステップキャンプで得た学びを力に変え、選手たちがそれぞれの目標に向かって挑戦を続けてくれることを期待しています。
今後とも温かいご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。