【考えて動く力】
こんにちは。
KIDS、MIDDLE、スクールENJOYクラスを担当しています、望月ひまりです。
新年度がスタートして1か月ほどが経ちました。
4月は新しい環境に慣れることに一生懸命だった子どもたちも、少しずつ落ち着いてきたように感じます。
練習の流れや仲間との関わりにも慣れ、それぞれが意見を発信できる場面も増えてきました。
そんな中で、嬉しく感じることがあります。
練習中に「この列は人数が多いな」と別の列へ移動したり、「コーンを片付けなきゃ」と周りを見て率先して動いたりする子がいます。
また、下級生が困っている時に声をかけたり、体験に来た子へやり方を教えてあげたりする姿も見られます。
どれもバスケットボールの技術とは直接関係のないことかもしれませんが、こうした場面に子どもたちの成長を感じています。
指導の中でも「考えて動く力」を育てることを大切にしています。
特に小学校中学年頃は、「できること」がぐっと増え、思考力や仲間意識も育ってくる年代です。
自分なりの考えを持ち始めたり、仲間と協力する楽しさを知ったり、集団の中での役割を理解し始めたりする大切な時期だからこそ、「自分で考えること」や「周りを見て行動すること」を経験してほしいと思っています。
それはプレー中だけではありません。
今、自分は何をする時間なのか。
周りの人は何をしているのか。
そんなことを少しずつ考えられるようになってほしいと思っています。
一方で、練習に慣れてきたからこそ見えてきた課題もあります。
なんとなく練習に取り組んでしまったり、隣のコートが気になって話を聞いていなかったりする場面です。
そこで、KIDSクラス・MIDDLEクラスでは集合時のルールを改めて設けました。
・集合がかかってから5秒以内に集まること
・集合したらボールを床に置き、話を聞く姿勢を作るこ
この2つです。
もちろん、子どもたちを軍隊のようにしたいわけではありません。
みんなで良い練習をつくるための約束です。
集合が早くなればその分練習時間を多く確保できますし、話をしっかり聞ければ練習の意図も理解しやすくなります。
そして何より、「今は何をする時間なのか」「何のための練習なのか」を考えるきっかけになります。
最近では、コーチに言われる前に仲間同士で声を掛け合う姿も見られるようになってきました。
こうした変化は目立つものではありませんが、バスケットボールの上達と同じくらい価値のある成長だと感じています。
そして、このような「考えて動く力」は、必ずプレーにも生きてきます。
周りを見て判断することや、仲間と協力することは、バスケットボールに欠かせない力だからです。
私たちが育てたいのは、バスケットボールが上手な選手だけではありません。
自分で考え、周りを見て行動できる人。
仲間を思いやり、協力できる人。
そんな人間性の成長も同じくらい大切にしています。
また、子どもたちには
「楽しい=ふざける」ではなく、
「真剣に取り組むからこそ楽しい」
という感覚も少しずつ身につけてほしいと思っています。
練習をご覧になる際には
「自分から気づいて動いていた」
「困っているチームメイトに声をかけていた」
「仲間と協力して取り組んでいた」
子供たちのそんな姿にも目を向けてみてください。
子どもたちがたくさんの経験を重ねながら、一歩ずつ成長していけるよう、これからもサポートしていきたいと思います。