オフボール②

 

こんにちは。

ジュニアクラス男子コーチの宮丿腰です。

今回は、前回のオフボールの続きです。

前回のお話で1試合を通してオンボールの時間は1割でオフボールが9割となる事を説明いたしました。

9割の内訳は、

5割がディフェンスとなり、4割がオフェンスの時間となります。

5割のディフェンスです。

5割という事は、試合の半分の時間をディフェンスをしている事になります。
ディフェンスを頑張る事がチームへの貢献、プレーヤーとしてのプレータイムが確保出来る事になります。

例えばですが、10点取ったとしても自分のマークマンに20点取られてしまったら、得失点で-10点となります。

先ずはディフェンスを頑張る事が大切になります。

次に4割のオフェンスです。

バスケットボールは、得点を取る競技です。
その得点を取る事の出来るプレーヤーは、オンボールのプレーヤーしか出来ない事なので、得点能力はもっとも重要な技術になりますが、オフボールの時間の中で味方にスクリーンをかけたり、ディフェンスを引きつけたりといった動きができればもっとチームプレイに貢献できます。

オフボールの動きで大切な事は、良いスペーシングをとる事です。

スペーシングとは、フロアバランスです。
バスケットボールは、コートの中に10人(オフェンス5人、ディフェンス5人)のプレーヤーが居ます。

オフェンスの5人が、フロアにバランスよく動く事でディフェンスが守り難くなり得点チャンスを生み出す事に繋がります。

フロアバランスを良くする為の動きとして、バックドアカット、スクリーンプレー、合わせのプレー等があります。

バックドアカット
ボールを持っていないプレーヤーのカットプレーで
ディフェンスにディナイされボールがもらえない時に有効です。

スクリーンプレー
ボールマンへのスクリーン、オフボール同士でのスクリーンプレーと多様ですが、チームプレーとして行う事でチャンスを生み出します。

合わせのプレー
ボールマンのプレーに合わせて、空いてるスペースに動く事で得点チャンスに繋がります。

私自身はあまりドリブルハンドリングが得意でありませんでしたので、オンボールの時はほぼシュートを打っていました。
上記の様な動きを使って、ディフェンスとのズレを作りノーマークになりキャチ&シュートを打つ事を常に意識してプレーしていました。
それだけでも、1試合平均20点位得点出来ました。

オフボールの動きで、チームに貢献出来、プレーヤー自身の得点チャンスを作り出す事にも繋がります。

バスケットボールの9割はオフボールの時間です。
その9割の時間をコートでどの様に過ごすかで、活躍出来るプレーヤーになれると思います。