スペーシング

 

こんにちは。

ジュニアクラス男子コーチの宮丿腰です。

今回は、スペーシングについて書きたいと思います。

バスケでは、縦28m横15mの長方形のコート上で最大10人が同時にプレイします。

オフェンス時には狭いフロントコート内に10人も集まります。

効率的なオフェンスのためには、コート上の限られたスペースを目的を持って使うことが必要不可欠です。

オフェンス時のチームのスペースの使い方や、コートを俯瞰(高い所から見ること)で見たときのそのかたちをスペーシングといい、良いスペーシングであればあるほど、得点のチャンスも増えていきます。

スペーシングを考える上で、コート上のさまざまな地点について理解しなくてはいけません。

オフェンス時は、ハーフコートのスペーシングを利用したモーションオフェンスやセットオフェンスがあります。また、オールコートのスペーシングを利用したファーストブレイクがあります。

ハーフコートでのスペーシングでは、アウトサイド、ポイント、エルボーと主に3つの場所があります。

アウトサイドは、フリースローラインより外側ことを指し、トップ、ウイング、ショートコーナーと3つに分けられます。

ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワードがこのスペースを使うことが多いです。

トップは、フロントコート内のスリーポイントラインの半円の上の地点です。

オフェンス中トップの位置からはゴールとコートの状況を同時に見ることができ、プレイメイクの際にはトップにボールがあることが多いです。

ウイングは、45度とも言われている地点でスリーポイントライン沿に横に移動した地点です。

オフェンス時の起点となる事が多い地点で、得点チャンスに繋がりやすい地点です。

ショートコーナーは、スリーポイントラインの外側で、エンドラインに近い地点をコーナーといい、スリーポイントラインの内側で比較的ペイントエリアに近い地点です。

相手ディフェンスの意識の外になりやすいコーナーではフリーを作りやすく、オフェンスの有効な決め手のひとつにコーナーから3Pシュートを打つコーナースリーという言葉があるほど、良いスペーシングのために重要な地点です。

コーナーと同様に相手ディフェンスの意識外になりやすく、特にドライブへの合わせでボールをもらいやすい位置です。

コーナーと同様に相手ディフェンスの意識外になりやすく、特にドライブへの合わせでボールをもらいやすい位置です。

次回は、ポスト、エルボーについて書きたいと思います。