スペーシング〜本間〜

 

夜になるとまだまだ冷え込む日が続きますね。

こんにちは。
本間遼太郎です。

今日はスペーシングについて書いていこうと思います。

バスケットボールにおいてとても大切な要素の1つに『スペーシング』というものがあります。
これは何かと言うと、、、

自分はボールを持っていない時のオフェンスです。
・ボールを持っている人が1人います。(ボールを持っている人をボールマンという)
・ボールを持っていない選手がボールマンの攻めるスペースを邪魔しないようにしっかりと広がっている。
・自分を含めてボールを持っていない4人の位置が、広がってすぐ隣同士にいるのではなく、間を空けてしっかり取れている。

この状態を『スペーシングが良い』
とバスケットボールでは言います。

逆に
・ボールマンの攻めるスペースを他の選手が邪魔をしてしまっている。
・一箇所に何人も固まってしまっている。

この状態を『スペーシングが悪い』
と言います。

では、スペーシングが良いと何が良いのか、書いて行こうと思います。

まず1つは、ボールを持っている選手が攻めやすくなります。
ボールを持っていない選手がしっかりと広がっておくことでディフェンスがカバーに行きにくくなります。
たくさんのスペースがあるので自由にドリブルを突き、ドライブのチャンスが生まれます。

そしてもしドライブに対してカバーが来れば、カバーに来たディフェンスにマークされていた選手にチャンスが来ます。

ここでディフェンスは『ローテーション』をして守ろうとしてくることがあります。
ローテーションとはカバーに行った選手のマークマンに他の選手が代わりにマークに行くことです。

そこで、さっきのスペーシングの説明に戻ります。
ボールを持っていない選手が隣同士近い場所にいるのは『悪いスペーシング』でしたね。
カバーに行った選手のマークマン、ノーマークの選手の隣にもう1人選手がいることになります。
この状態だと、ローテーションが簡単になり、相手のディフェンス1人でこちらのオフェンス2人を守られてしまう可能性が高いです。
そして狭いスペースで迷っている間にディフェンスが戻ってきて、せっかくの2対1のチャンスが2対2になってしまうことでしょう。

この場合『良いスペーシング』をしていたらどうなっていたか、を考えていきましょう。
ドライブに行った選手にカバーが行きます。カバーに行ったディフェンスのマークマンがノーマークです。隣同士ではなくノーマークの選手の横にもしっかりと広がってもう1人の選手がいます。
ノーマークの選手にパスがいきます。
隣にいるよりディフェンスのローテーションは距離があるので、長い距離を動く必要があります。

これだけでもスペーシングを広く取って行ったオフェンスは成功です。
そしてノーマークの選手にボールが渡り、ディフェンスが遅れているならシュート、慌てて飛び出して来ているならドライブをして攻めることができます。そしてシュートもドライブも止めることができるくらい早く反応してきたならばここでもう1人の隣で広くスペースを取っていた選手の出番です。
広くスペースを取っていたので、ディフェンスは1人で2人を守ることは難しいでしょう。
ここでパスをもらえれば今度はこの選手がノーマークになります。
ここからは先ほどと同じです。
ディフェンスが遅れていればシュート、慌てて出て来たのならばドライブ、どちらも止められるならパス、、、
と『良いスペーシング』を取るとオフェンスがとても有利になります。

言葉で説明するのは難しいですが、広くスペースを取ることはオフェンスに取って最も重要な要素の一つだと言えると思います。

皆さんには
『良いスペーシング』から『良いオフェンス』
を展開できるように意識してオフェンスをしていってほしいと思います。

それでは今日はここまで。
ありがとうございました。