状況判断と予測

すっかり寒くなってきました。

練習の行き帰りや普段からあたたかい格好で風邪をひかないように気をつけて生活していきましょう。

こんにちは。

本間遼太郎です。

今回は状況判断と予測というテーマで書いていこうと思います。

状況判断については日頃から書いていますが、今回はプレーの予測することの重要性、プレーをする上でなぜ予測をすることが必要なのかを書いていこうと思います。

プレーの中での状況判断と予測はひとつずつ行っても自分のプレーを活かす上で大切な要素となっています。

状況判断、つまり相手が今どんな状況かを見極めることはバスケットボールにおいて最も重要なことのひとつと言えます。

ドリブル、パス、シュートの技術がどれだけ上達しても、この状況判断と予測ができなければ試合で活かすことはできません。

では、状況判断と予測をしていない選手はどういうプレーが多くなってしまうかというと、まずひとつめはスピードまかせのプレーが多くなってしまいます。

状況を判断していない、相手がどう動いてくるか予測できていない選手に起こりやすいです。

オフェンスではスピード任せに突っ込んでいってしまい、自分のディフェンスはかろうじて抜けても次のヘルプや、横から手を出してきた選手にスティールされることがとても多いです。

またドライブで抜いた後に相手が来たのが見えても、スピードを出したまま慌ててパスを出してしまうのでパスカットをされてしまいます。

ディフェンスでも状況判断と予測は大切です。

自分のマークマンがどこに行きたいのか、どの位置にいれば相手のシュートを止めることができるのか、その都度の状況で毎回ディフェンスの位置も異なります。

相手を見ていないと先に動かれてしまい、後追いのディフェンスとなりのでシュートを打たれるかファールをしてしまうことも多くなってしまいます。

では、状況判断ができている選手、予測ができている選手はどうか。

状況判断を見てプレーができる選手はしっかりと周りが見えているのでヘルプが多いサイドにドライブに行きません。

また、ヘルプが来るのがわかっているので、わざと自分がボールをコントロールできるスピードでドライブをしてヘルプが来た瞬間にパスを出します。

これなら最初から来ることを予測できているので、簡単にパスができますよね。

もしくはヘルプが来る前にストップ、シュートをすることもできます。

しっかりと状況を見てからドライブをすればストップすることも選択肢に考えているので、スピードに頼ったプレーではなくても相手とのずれをつくりシュートを打つことが可能です。

またディフェンスでは相手のフロアバランス、良くしてくるフォーメーションプレーなどの相手の状況を見ていれば相手が次に何をしてくるか予測することができるので先回り、もしくはパスカットを狙うこともできます。

このように状況判断と予測はどちらも瞬時に行えるようになることでオフェンス、ディフェンスともに相手よりも有利にプレーすることができるようになります。

しかし、相手も状況判断と予測をしっかりとしてくるので、今度は相手に反応された後にドリブル、パス、シュートができる技術も同時に練習することで、より上達することができるでしょう。

目の前のディフェンス、オフェンスだけでなく、全体を広く見ることができる視野、そして相手の状況をしっかりと見極め、次に何をしてくるか予測しながら、常に相手より先手を取り練習してきたプレーを試合で活かしていきましょう。

それでは今回はここまで。

ありがとうございました。