ジャブステップ

こんにちは。

ジュニアクラス男子コーチの宮丿腰です。

今回は、ジャブステップについて書きたいと思います。

ジャブステップとは

「ディフェンスと向かい合ったときに、フリーフットを小さく動かして相手の動きの癖を見る」手段です。
また、「ディフェンスを揺さぶって重心を動かす」手段でもあります。ボクシングのジャブから名前の由来が来ており相手との間合いをとるためにも利用できます。

ジャブステップの基本

フリーフットを小さく動かしてる中に大きく動かすことです。
ジャブステップを使うときに相手がどのように動くかを考えた方がいいです。
ディフェンスの動き方は基本的には3つあります。

・ディフェンスが動かない
・ディフェンスが距離をあける(下がる)
・ディフェンスがジャブステップに合わせて横に動く

この動き方を探ることができれば1対1を優位に行えます。

また、ジャブステップをするときの体制に注意が必要です。

ジャブステップをするときは、頭の位置は両足の真ん中に置いて重心を中心に持ってバランスを崩さないようにしてください。

なぜなら、ジャブステップはシュートやドライブを行う為の準備段階ですので、ジャブステップの後に次の動きがスムーズにいかないと、重心をズラされたディフェンスが立て直ししてしまうからです。

ジャブステップでディフェンスが反応した時の判断です。

ディフェンスが反応しない場合

ディフェンスが動かないときは、相手がそのコースに行かせたいときかジャブステップに反応していないときです。
ジャブステップに反応していないと判断したときは、そのままドライブをすることが正解です。また、相手が行かせたいコースの奥にヘルプがいないときは迷わずアタックを仕掛けるのが正解です。

ディフェンスが距離を空ける(下がる)場合

ディフェンスが距離をあけたときは、ドライブを意識している証拠です。
相手との距離がシュートを打てる距離分空いている時は迷わずにシュート打つことが正解です。また、ジャブステップで相手が距離をあけてきたときにポンプフェイクをして相手がシュートフェイクに引っかかったらドライブという戦術でも正解です。

ディフェンスが横に反応した場合

ディフェンスがジャブステップに反応して横に動いてきたときは、動いた方向と逆にドライブを仕掛けることが正解です。

ジャブステップを効果的に使う方法

フリーフットの動かし方によって相手がどう動くか、相手をどう動かしたいかが変わってきます。
フリーフットの動かし方は、小さく動かす、大きく動かす、素早く動かす、ゆっくり動かす方法があります。

小さいジャブステップの中に大きいジャブステップを入れる。

小さいジャブステップは次の行動に切り替えやすいステップです。相手が少ししか動かせないのがデメリットですが、大きなステップと組み合わせることで、相手を大きく動かす効果が付加されます。
ただ、大きすぎるジャブステップは止められた時に次の動きに切り替えが遅れてしまいます。そのため、大きなステップを踏むときは自分が素早く戻れる範囲で動かすことがベストです。目安としては、肩幅より少し開いたくらいが丁度良いです。

ジャブステップに緩急をつける。

ジャブステップはディフェンスを揺さぶることもできる技です。そのため、素早くフリーフットを動かくだけではなく、ゆっくり動かし緩急をつける必要があります。
ゆっくり動かすことで、素早く動かした時にキレが増して相手を動かすことができます。

ジャブステップ+ポンプフェイク

ジャブステップで相手を後ろに意識を持たせることでシュートへの意識を過剰になるからです。そこでポンプフェイクを入れると相手はシュートチェックに動きます。

是非、実戦で試してみて下さい。